やくざ死すとも渡瀬は死せず『実録 私設銀座警察』 86点

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実録 私設銀座警察(佐藤純彌/1973日)

渡瀬恒彦といえば断然コレで、登場からわずか1分たらずでパン助に成り果てた女房をぶっ殺し、黒人との間にできた肌の黒い子供を水たまりに放り込んでしまうのだ。その後も薬物中毒の殺人マシーンになったりゾンビになったりとまあとにかく色々と凄いのだが、映画自体も東映やくざ映画の中で個人的に1,2を争う傑作。アメ公へのやり切れない怒りを抱えた復員兵や特攻隊員が闇市というどん底で邂逅を果たし、銀座警察を結成するまでの流れがとにかく面白い。抗争の中で誰がどのように死ぬのかまったく予測が出来ないのもエンタメとして最高で、群像劇の醍醐味も詰まっている。台詞の9割は女絡みのワンワンスタイルマンこと辰兄も色んな意味で素晴らしく、仁義なきシリーズの岩井みたいな有能な参謀役もいいのだが、俺は飄々としたこっちのが好きだなあ。






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プロフィール

寂々兵

Author:寂々兵
都会の映画祭や名画座に指を咥えながら日々を過ごす田舎在住の一介の映画好き。最近は80年代前後の未DVD化作品の発掘に邁進中。将来の目標はヒモ。

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