名探偵コナンに登場する渋いおっさんTOP10(’14.10改訂版)

名探偵コナンに登場する渋いおっさんTOP10


・名探偵コナンの原作&映画に登場する全おっさんの中で、渋いと思ったおっさんを独断と偏見で10人選出する企画です
・平然とネタバレしているので、未見の方はご注意ください。(劇場版最新作及びコミック未収録作のネタバレはしていません)



それではいきましょう!


 * * *

第10位 譜和匠(劇場版:戦慄の楽譜)

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第10位は劇場版「戦慄の楽譜」より、堂本ホールの官庁である譜和匠さん。
写真ではめちゃくちゃ穏やかなお爺ちゃんですが、舞台を控えた歌手の飲み物に毒を入れたり、コナンとヒロインを工具でぶん殴って運河に放ったり、裏道をトラックで爆走したり、ライフルで脚を撃ったり、挙句の果てにありとあらゆる場所に爆弾を仕掛けて生徒を吹っ飛ばしまくりとアラブの武器商人かってくらいに色々とやってます。
しかし原作では「月光」「ストラディバリウス」など傑作が多い音楽をテーマにした作品、映画になると何故こうなってしまうのでしょうか。




第9位 枡山憲三/ピスコ(黒の組織との再会)

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第9位は、黒の組織から唯一のランクイン、ピスコさん。
灰原がいるはずの暖炉に銃を向けたらジンになって出てきたという、デビットカッパーフィールドもびっくりの奇術に茫然としたまま射殺された残念な人。
「君はまだ赤ん坊だったから覚えちゃいないだろうが、科学者だった君の両親と私はとても親しくてね……」と云う述懐がなかなか哀愁漂ってます。
因みに、彼を父のように慕っていたという組織の一員アイリッシュさんは、工藤新一が生きていることを証明してジンを失脚させるつもりが、コナンをかばってキャンティに射殺されるという意味不明なハードボイルドを見せてくれました。




第8位 如月峰水(劇場版:天国へのカウントダウン)

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第8位は、良い子のみんなの前で「天国へのカウントダウンと云えばー?」と聞くと「きさらぎほうすいー!!」と返ってくることでお馴染み(?)の、如月峰水先生。
家から富士山が見えなくなったという理由で、人間2人ぶっ殺してビルまで爆破したという森谷帝二も唖然の芸術魂を持ってるお爺ちゃん。
被害者と嫌悪になるに至った動機を突き付けられた際は「そんな理由で人を殺めたりせんよ」と云ってますが、実際はそれよりしょぼい理由で殺めてるのがポイント。
コナンの中では大変希少価値の高いお爺ちゃんキャラなので印象も強いですね。沢木公平と並ぶ有名な犯人ではないでしょうか。




第7位 セルゲイ・オフチンニコフ(劇場版:世紀末の魔術師)

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第7位はまたしても劇場版、世紀末の魔術師に登場したセルゲイ・オフチンニコフさん。
この人も渋いですねー、格闘家のような風格、銀髪、しかもロシア人。
「そうか、ボルシェブニック・カンツァーベカだ!!」はコナン映画史上に残る名言です。
登場した際には「インペリアル・イースターエッグは元々ロシアのものだ、だからロシアに返還しろ!」と荒ぶっており、さすがの鈴木会長もじゃぁお前は北方領土返せって顔してましたが、しかし終盤、ニコライ皇帝一家の先祖代々の写真を見た際には「このエッグは日本の偉大な遺産のようだ。ロシアはこの所有権を放棄する。貴女が持ってこそ価値のある物だ」と想像を絶するダンディズムを見せつけました。
その後、これだけの大黒柱のような心強さと知的さを持ち合わせていながら、犯人が発覚した際には「青蘭さんがスコーピオン!?」作中ダントツのアホ面を晒したことも、ギャップ萌えと云うことでポイント加算です。
因みに同作には乾将一という美術商も登場しており、この人も外見はなかなか渋いんですが、登場して1分足らずで「得体の知れないブローカー」と罵られたり、トイレに行く振りして宝を盗もうと企むものの罠に引っかかって大恥をかいたり、挙句の果てにたまたま殺されるという始末なので除外しました。




第6位 堂本一揮(劇場版:戦慄の楽譜)

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第6位は「戦慄の楽譜」から2人目の登場、堂本音楽アカデミーの創始者である堂本一揮さん。
コナンで堂本と云えば巨大神像の上で刺されたおっさんを思い出すんですが、特に因果関係は無いようです。
絶対音感を持つ人間がごろごろ出てくる本作の中で、一番偉いくせに絶対音感持ってない残念な人。
30年来の友人の名誉とプライドのために自らが黙って職を降りたというのに、それを友人に「辞めるなんて自分勝手だ! 殺す!!」と無茶苦茶すぎる解釈をされたことは多くの人の心を痛めました。
コナンが爆弾を解除してなかったら自らのアドリブ演奏で爆死してたという、最初から最後まで運が良いのか悪いのか分からないおっさんです。




第5位 遠山銀司郎(浪花の連続殺人事件、他)

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第5位はこの人。作中なかなか下の名前が出てこなかったために、ネットでは最近まで黒の組織のボス扱いされてた遠山のおやっさん。
坂田はんの事件の際の「今はまだ私の部下です。手、出さんといてもらえますか」の一言でファンを増やしまくりました。
最近活躍の場が与えられず、大阪府警にて服部平蔵と2人で「それが犯人の狙いっちゅうわけか」ぼやき倒すのが仕事みたいになってますけど、せめて大阪で事件が起こった時くらいはしっかりと出張って欲しいもんです。




第4位 磯上海蔵(中華街 雨のデジャヴ)

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第4位は「中華街 雨のデジャヴ」より、磯上海蔵監督。碇ゲンドウではありません
卵アレルギーの被害者に対してピータンを食わせまくって殺した超極悪犯です(※違います)
動機はスタントで事故死したヒロインの復讐なんですが、それを「でも監督は彼女をど素人だってバカにしてたじゃないっすか!」と云ってきた語尾にやんすが付きそうな助監督に対して「バーカ、映画監督ってのは因果なもんでな……カメラのレンズ越しにずっと見続けてると、ヒロインに惚れちまうんだよ。たとえその娘がどんなに不細工な大根役者でもな……それが分からねーようじゃ、お前は一生助監督のままだよ」と切り返して全米がスタンディングオベーションしたことは記憶に新しいです。




第3位 大東幹彦(孤島の姫と竜宮城)

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第3位は「孤島の姫と竜宮城」より、大東幹彦さん。
「グソーの使いにマブイを取られたくなけりゃシーグを咥えときな」ルー大柴みたいなおっさんですが、昔は遊び呆けてて人生を達観したような面構えをしており非常に渋いです。
と思いきや、実はその正体は屋敷の元執事。二階堂黎人の小説で、それまで普通の喋り方をしていた人物が犯人だと判明した途端に「フハハ! そうさ私が奴らを殺したのだ。貴様らに私の苦悩は分かるまい」30年前の大魔王みたいな口調になる話があるんですが、本作でも彼が犯人で且つ執事だと判明した途端、敬語で喋り始めるというギャップ萌え。(正体を隠すために荒々しい親父を演じていた)
昔は清楚だったお嬢様がギャルになってて、気付かずに殺してしまったというfacebookで見つけた同級生あるあるみたいなラストで非常に物悲しいお話でした。我らが姫路城も登場します。




第2位 鮫崎島治(20年目の殺意 シンフォニー号連続殺人事件)

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第2位はシンフォニー号より、鮫崎元警視。
娘を殺した強盗団を時効間際まで追い続ける渋すぎるおっさんです。渋さ余って本作の後半では「あいつもいなくなったのか!」「どうなってんだこの船は!」「探せ毛利!!」の3つをローテーションで喚いてる印象しかなかったですが、最後も犯人にビシーッと決めて良いところを持っていきました。
小五郎の同窓会事件の中道のパターンで彼を犯人だと思っていた人も多いのではないでしょうか。
画像は原作では描かれてなかった、時効までに犯人を捕らえられなかった警視がバーカウンターにて一服をする哀愁漂うシーンです。決してチュパチャプスを舐め終わったシーンでは無いのでご了承を。




第1位 小田切敏郎(劇場版:瞳の中の暗殺者、他)

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栄えある1位に輝いたのは、コナン界における渋さの神、小田切敏郎警視長でした。
いやー、渋いね。とにかく渋い。声も渋い。
twitterで「コナンに登場する渋いおっさんランキング作る!」って呟いた直後、コナンファンの友人に「小田切警視長はガチ」って云われたときは企画やめてやろうかと思いましたが、やはり彼のファンは多いようです(恐らくコアなコナンファンに顕著)
何故、渋さの塊である彼から紫芋みたいなパンクロッカーが生まれたのでしょうか、母親の顔が見てみたいもんです。
小学生であるコナンに犯人を暴かれたにも関わらず「先に真実を明らかにしたのは、どうやら君の方だ」と云って敬礼する様なんかは、漫画やドラマでは悪く描かれがちな警察官僚のイメージを払拭させました。
「瞳の中の暗殺者」にて活躍した後、「天空の難破船」「沈黙の15分」に連ちゃんで出演すると聞いたときは歓喜でしたが、ふたを開けてみれば二作とも冒頭で記者会見して退場という、どこかのギャンブル漫画における敵組織のNo.2を彷彿とさせる影の薄さで泣きたくなります。


 * * * 


というわけで、終わってみれば10人中5人が犯人と云う、渋いおっさんは登場頻度が少ない割に人殺し率が高いというデータが出てきました。人を殺したいほどに苦労してきた人は人間的に深みが増して哀愁漂うとかそんな感じなんでしょうか(適当)
茂木遥史やトマス・シンドラー、服部平蔵、ジェームズ・ブラック、春岡参治など他にも色々と入れたかったんですが、人数の都合上で脱落しました。

それでは次回、「名探偵コナンに登場する無茶苦茶な犯人TOP10」でお会いしましょう!

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プロフィール

寂々兵

Author:寂々兵
都会の映画祭や名画座に指を咥えながら日々を過ごす、シネフィルでもマニアでもない田舎在住の一介の映画好き。たまにライターなど。ヒモになりたい。

好きな監督は
ジャン=ピエール・メルヴィル
クロード・シャブロル
エドワード・ヤン
アレックス・デ・ラ・イグレシア
岡本喜八
など。

最近は専らゼロ年代以降ヨーロッパの喜劇映画や80年代未ソフト化作品の大海をさすらっています。

Twitter
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