UN FLIC『リスボン特急』 76点

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リスボン特急(ジャン=ピエール・メルヴィル/1972仏)

メルヴィルが映画で描き続けた「犯罪者と警察の因縁と悲劇」の集大成的作品で、なぜかメルヴィルファンからの評価は芳しくないんだが、俺は全然アリだと思う。確かに全体的に締まりを感じないが、序盤の強盗シーンの華麗さはメルヴィル随一。アラン・ドロンも年齢を重ねてきてアラフォーのこの時期が最も良い男だと思うんだが、敵対するリチャード・クレンナの渋さがそれを凌駕しており、更にカトリーヌ・ドヌーヴまで出演しているもんだから絵面があまりにゴージャス。メルヴィル・ブルーの影響を受けていると公言するのは北野武で、この映画を観るとそれがよく分かる。ところでこの映画の原題は『Un Flic』(=刑事)なんだが、ピエトロ・ジェルミの同名の傑作と被ることを避けるためか、『リスボン特急』を邦題にしたセンスはなかなか。肝心なリスボン特急のシーンは短い上にヘリのシーンがちょっとショボいんだけども。








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プロフィール

寂々兵

Author:寂々兵
都会の映画祭や名画座に指を咥えながら日々を過ごす田舎在住の一介の映画好き。最近は80年代前後の未DVD化作品の発掘に邁進中。将来の目標はヒモ。

*好きな監督*
ジャン=ピエール・メルヴィル
キム・ギヨン
クロード・シャブロル
エドワード・ヤン
アレックス・デ・ラ・イグレシア
オタール・イオセリアーニ


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