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遁世雑記其ノ二十五 「バス日記11 歩けども、歩けども」

忘れもしない2月11日、この日は俺が学内で手伝わせてもらっている広報ブログの最終ミーティングであった。
既に一部の学部を覗いて春休みになっているので出席者数も芳しくなく、同じく4年生の女の子(以下N子)と共にウダウダ云いながらミーティングを終わらせ、早々に帰宅することにした。
普段は繁忙している場の静かな風景というのはその落差が大きければ大きいほど、その場の良さを再認識できるという点で非常に好きなんだけども、大学もその例に漏れず、昼日中にも関わらず人のいないキャンパスというのはある種の情緒深さを感じさせる趣があり、せっかくなのだからベンチで日向ぼっこでもして帰ろうかと思案しつつ中庭に出ると……









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中学生が500人くらいおる(白目)






何これは? 大学主催中学生の見本市?

いよいよ大学全入時代に突入し、各大学でのオリジナリティ溢れる特色が求められる昨今、我が大学も生き残りをかけて大胆な行動に出たものである。しかしながら、俺は中学生よりも年上女性が好きなのである。どれくらい好きかと聞かれれば、昼寝よりも金よりも三度の飯よりも年上女性が好きなわけで、これはもう年上女性が近くにいるだけで何も食べなくても生きていけるし、ロシア海軍も一人で壊滅させられると思うんだけども、だからと言って年上女性ばかりと付き合ってきたのかというとそういうわけでもない。また最近では年上女性であれば何でも良いのかという根本的な問題に疑問が生まれ、冷静さと大人っぽさを兼ね備えていれば年齢など微々たる問題なのではないか、それが証拠に最近は大人びた年下女性にも目を向けるようになってきて、いわゆるストライクゾーンが広まりつつあるんだけども、そもそも年上女性の魅力というのは……まぁ年上女性の話はいいか


後々聞いた話なんだけども、この日は私立高校の受験があり、大学を一部会場として使用していたらしい。

緊急事態につき、平穏を満喫しようとしていた俺の脳内はブチ切れ、早々にバスに乗って帰宅してやろうとバス停まで下るものの、中学生の行列の先頭は当然バス停にあるわけで、これはもはや怒髪昇天、大学前の坂の下にあるバス停でバスに乗ろうと画策した。

フハハ。この方法は大学に在籍しない人には分からない特権で、大学から3つ目のバス停は他方からもバスがくるため、こちらに乗ればいくら大学前が人で溢れていようと無関係なのだ。俺はN子と共に他愛も無い話をしながら坂を下り、時々中学生を見つつ、フハ、フハハ、君たちはそこで何十分も待っていたまえ、フハハ、滑稽! フハハ滑稽!! 滑稽!! と今は亡きバラガン閣下のように嘲笑しながらバス停に到達すると、





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まだまだおる(白目)


え、何なのこの中学生たちは?
何でここの学生でもないのに「ここから乗ればいいんじゃね?」みたいな顔してるの?
頭いいの?
他者を喰らって生きてるの?
食物連鎖の頂点なの?

これは困った。結局はバスに乗れても中学生の大群に揉まれて立ってなければならないわけで、否、俺たちは座りたいのだ、座って窓から入る陽でも浴びながら眠気に襲われたいのだという思いが先行し、6個先くらいのバス停まで歩くことを決意した。

俺はせめてもの抵抗の証として、歩き去る間際に中学生の大群を一瞥し「お前らの親族全員ハゲろ」と500億回くらい唱えた



再び他愛も無い話をしながら裏道を歩く。裏道というのは非常に情緒深く、俺が敬愛している宮本浩次なども裏道の散策を好んでおり、そこにあるふとした風景に郷愁を感じられずにいられないものなのである。

潰れかけのコンビニ。

川べりに溜まったゴミの異臭。

教育問題について金切り声で旦那にブチ切れるヤンママ。




ち、ちくしょう……




郷愁もクソもねえ……




バス停に辿り着く。まさかとは思ったが、人がいないバス停を求めて歩き続けてる中学生が多く、大学から6個目のバス停においても未だ数人の子がいた。
俺たちはもうヤケクソで、3方面からバスが来るバス停まで歩き続けることにした。

その過程において、「あっ、○○ちゃん、バスが後ろから来ちゃったよ、バス停までもうちょっとだから頑張って走ろう!」「そうだね○○ちゃん!」みたいな健気な女子中学生が一生懸命走ってるんだけども完全に駅直通バスで落胆する様子が可愛かったので、これを見れただけでも歩いた甲斐があったというもの。

大学から合計45分ほど歩き、10個目くらいのバス停が見えてきた。ここまでくればもう怖いもの無し、平日の昼間に多方面から来るバスは往々にして人が少ない。

と、バス停まであと数10メートルというところで俺とN子の横をバスが通り過ぎた。チラッと中を見たが人は全然いない。これだ!
「N子ちゃん! 走ってあのバス乗ろうぜ! もう次のバスいつ来るか分からんしちょっと走るだけやから頑張っ「えーダルいやん」そうだね次の待とうか


絶対王政ならぬ絶対女王政を垣間見せながら再び10分ほど待った俺とN子は、無事人がほとんどいないバスの後部座席に乗ることができた。
バスの中ではようやく座れたことに対する安堵感から「大富豪でダンディなおじ様と結婚したい」「俺は年上OLのヒモになりたい」ダメ人間男女代表みたいな会話を繰り広げつつ、バスは駅に付いた。

駅前にも先ほどの中学生が溢れ返っており、彼ら彼女らのキャピキャピしているさまを凝視しながら「お前らの親族全員ハゲろ」と120兆回くらい唱えた


その後は速攻で家に帰ってもう無茶苦茶に寝た。(親族が全員ハゲる夢を見た)



いとをかし、いとをかし

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プロフィール

寂々兵

Author:寂々兵
東京の映画祭や名画座に日々指を咥えている田舎在住の一介の映画好き。フリーの事務屋とは名ばかりのふらついた生活を送っています。

好きな監督は
ジャン=ピエール・メルヴィル
ロバート・アルドリッチ
クロード・シャブロル
アレックス・デ・ラ・イグレシア
フリッツ・ラング
岡本喜八
野村芳太郎
など。

最近は専らゼロ年代の北欧ミステリ、海外アニメーション、80年代前後の未DVD化作品の大海をさすらってます。

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