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のどかな『ステップフォード・ワイフ』 64点

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ステップフォード・ワイフ(/)

ステップフォードの住民がほんのりと狂っており、引っ越してきた人妻が原因究明に奔走する話。ところどころベルイマンっぽい。ブライアン・フォーブスの手堅く頭の良い(ダラダラした)作りに安心しつつも終盤の超展開に頭が冴える。ラストカットが超怖い。キャサリン・ロスは美人なんだろうけど、ダイアン・キートンっぽくて苦手な顔である。










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生首奇譚『殺人蝶を追う女』 81点

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殺人蝶を追う女(キム・ギヨン/1978韓)

自殺願望のある大学生がピクニックで蝶を追いかけていたら見知らぬ女に毒入りジュースを飲まされて死にかけ、何度殺しても復活する押し売り老人は「意志が大事じゃ!」と喚いて灰になり、鍾乳洞で拾った骸骨はいきなり美女へと生まれ変わって「肝臓をよこせ」と迫ってくるもんだから自動生成の米菓子が舞う中でセックスする…というこの変な映画は『下女』のキム・ギヨンの傑作で、現在の尺度で言えばカルトじみているのだが、ある意味では監督の直情さが随所に垣間見えている青春映画ともとれる。「1日にどれだけメシを食っても腹が減るから死にたい」と嘆くブコウスキーみたいな青年が終盤サンドイッチにがっついてるシーンなんてなぜか感動的なのだ。あと相変わらず階段の使い方が巧妙で、教授の娘が階上からヌッと現れる演出は『下女』かと思った。とまあギヨン節炸裂なのだが、俺はどちらかと言えば『異魚島』の方が好きです。





(未ソフト化)






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ゴリラが見ていた『ジェーン・バーキン in ヴェルヴェットの森』 61点

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ジェーン・バーキン in ヴェルヴェットの森(アンソニー・M・ドーソン/1973西独伊仏)

古城、凶暴なオランウータン(ゴリラ)、不気味な猫、地下通路に蝙蝠、秘密を握っている婆さん、わけありなイケメンと「いかにも」なギミック(ほぼ意味のない)が揃ってる館ホラー。クローズド・サークルでもあるまいに、誰一人として連続殺人の起こっている館から逃げ出そうとしないことに対する理由付けをしない潔さ。全てを見透かしたような顔をしているわりに作中で特に何もやってない警部役にセルジュ・ゲンズブール。ジェーン・バーキンは美しいが、走り方が死ぬほどダサい。こういう身も蓋もないジャッロ、嫌いじゃない。











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労働者は偉いンだ!『暴力団再武装』 79点

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暴力団再武装(佐藤純彌/1971日)

工業都市における地元の弱小やくざVSやくざを潰しにかかる警察VS都市開発に参入してきたやくざ(ハト派)VS都市開発に参入してきたやくざ(タカ派)VS日雇労働者。これだけのオッサン達が混み合っている中、どの立場の人たちが争っているのかが一目で分かる筋の組み立て方、さすが東大出の監督だけある。そしてハト派(鶴田浩二)とタカ派(丹波哲郎)の掛け合いが面白い。鶴田浩二が「切った張ったの時代じゃねーんだ」「てめーは任侠道のクズだ」とボロクソに言われ、任侠から実録に路線を変えていく東映の小ネタが随所に散りばめられている。これまで自分で築き上げてきた城を自らぶっ壊すかのような酷過ぎるオチ、ゲラゲラ笑いながら観てた。佐藤純彌サイコー。











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あんた誰だっけ?『不連続殺人事件』 73点

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不連続殺人事件(曽根中生/1977日)

坂口安吾がミステリ・マニアというのはよく知られている話。原作はそんな彼が生涯残した数少ない長編推理小説の一つなのだが、冒頭20ページで30人近くの名前が立て続けに出てくる。その系譜は映画にも受け継がれ、映画・ポルノ・特撮・舞台・声優界・音楽界などから怪優が次々と現れてはバッタバッタと死んでいく。不要なキャラが多いだの、トリックが破綻しているだの、そんな事はこの差別用語が飛び交うキチガイ饗宴の前にはほんの瑣末な問題。横溝的な本格ミステリを作りたかった曽根中生もまさかこんなことになるとは思わなかっただろう。しかし脚本に参加している面々を見ればお察し。カルトだが、そこいらの映画では味わえない圧倒的な魅力を孕んでいて意外と好きな作品。











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プロフィール

寂々兵

Author:寂々兵
都会の映画祭や名画座に指を咥えながら日々を過ごす田舎在住の一介の映画好き。奇怪、不穏、不条理といったテーマの映画に惹かれますがフランスのラブコメも好きです。最近は80年代前後の未DVD化作品の発掘に邁進中。たまにライターなど。将来の目標はヒモ。

*好きな監督*
ジャン=ピエール・メルヴィル
キム・ギヨン
クロード・シャブロル
エドワード・ヤン
アレックス・デ・ラ・イグレシア
岡本喜八


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