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2017年に鑑賞した旧作映画ベスト50+α

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2017年に鑑賞した初見の旧作長編映画286本の中の個人的なベスト50。1監督1本制限は無し、またここでの旧作の基準は洋画=2015年以前に製作国で、邦画=2016年以前に日本で公開されたものとしています。



長編ベスト50



50.『自殺への契約書』 ジュリアン・デュヴィヴィエ(1958/仏)

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レジスタンスの闘士たちが15年ぶりに再会し、当時の裏切り者を会話の中で炙り出すというむさ苦しい密室劇で、リノ・ヴァンチュラやベルナール・ブリエが出てるのにDVD化されてないのは勿体ないなあ。でもまあ監督がデュヴィヴィエでかなり生真面目な作品なので、プロレスに夢中のオッサンを除いて弛緩要素がまったくないのはちょっと苦しい。






49.『110番街交差点』 バリー・シアー(1972/米)

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いわゆるブラックスプロイテーション物は好んで観ようと思わないのだがこれは面白かった。






48.『フォーゲルエート城』 F・W・ムルナウ(1921/独)

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サイレントでサスペンスってのはやっぱり無理があるなあ。面白かったけど。






47.『神の道化師、フランチェスコ』 ロベルト・ロッセリーニ(1950/伊)

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キリスト的な部分はともかく、ジネプロのやり取りがどれも面白い。






46.『藪の中の黒猫』 新藤兼人(1968/日)

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殿山泰司、戸浦六宏、佐藤慶と揃ってるもんで大島渚の映画みたいだった。






45.『何かが道をやってくる』 ジャック・クレイトン(1983/米)

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カーニバル一座を乗せたSLが深夜の線路をこちらに向かって走ってくる序盤のショットはご飯10杯行けるほど興奮したのだが、そこがピークだった。ハリーポッターやらテリー・ギリアム作品やらに影響を与えてそう。






44.『神田川淫乱戦争』 黒沢清(1983/日)

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母子相姦はともかくお姉さん2人に拉致られて犯されるガキ、羨ましいなあ。助監督や共同脚本に万田邦敏、水谷俊之、周防正行、塩田明彦とかなり豪華。






43.『殺人地帯U・S・A』 サミュエル・フラー(1961/米)

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ノワールの時代よりも少し後だが、このノワールでございって感じの陰影がたまらんのです。






42.『鳥獣の館 美女と野獣より』 ユライ・ヘルツ(1978/チェコ)

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『美女と野獣』をチェコお得意の幻想怪奇風味にアレンジしたファンタジーで、色々とインパクトが強かった。エンタメ的な面白さは皆無に等しい。






41.『この女たちのすべてを語らないために』 イングマール・ベルイマン(1964/スウェーデン)

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蓮實重彦が選ぶ映画141本、カラー映画のオールタイムベスト10に入っていると聞くと身構えるのだが、その実サイレントを思わせるスラップスティックで拍子抜けした。『沈黙』と『仮面/ペルソナ』の間に撮ったらしい。何を考えてたんだ。






40.『イルマ・ヴェップ』 オリヴィエ・アサイヤス(1996/仏)

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アクション映画オタクとシネフィル女優の不毛な言い争いが笑える。twitterでも似たような光景をよく見るね。






39.『神曲』 マノエル・ド・オリヴェイラ(1991/ポルトガル)

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ドストエフスキーを読んでいる程度ではまったく歯が立たない衒学的な台詞の応酬にたまげた(ちょっと寝た)。『罪と罰』のソーニャ役で『パルプフィクション』のボンクラ彼女役だったマリア・デ・メデイロスが出ていたが凄い女優だったんだなあ。






38.『刑事キャレラ/血の絆』 クロード・シャブロル(1977/仏、カナダ)

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エド・マクベインの87分署シリーズの中でも『血の絆』は異色作として扱われているらしいのだが、ということはこれを単体で見てもその魅力をまったく理解できてないんじゃないか?というところは否めない。






37.『情事』 ミケランジェロ・アントニオーニ(1960/伊)

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愛の不毛とか正直どうでもいいんだが、ミステリとして面白かった。






36.『火まつり』 柳町光男(1985/日)

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柳町光男の映画というよりも、中上健次(原作)と田村正毅(撮影)の映画だったなあという印象。






35.『ポゼッション』 アンジェイ・ズラウスキー(1981/仏、独、西独)

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タコ!!






34.『モルグ/屍体消失』 オーレ・ボールネダル(1994/デンマーク)

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このセンシティブな題材からは想像もつかないユーモラスなティーン事情に突拍子もないラスト。みんなで笑ってる場合ちゃうで。






33.『天使の復讐』 アベル・フェラーラ(1981/米)

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レイプされた女性がシスターの衣をまとって男を皆殺しにするリベンジスリラーで、もうフェミニズムがどうだとか言ってられないくらいに痛快。






32.『ヨーロッパ』 ラース・フォン・トリアー(1991/仏、独、デンマーク、スウェーデン)

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まだ病む前のトリアーが色々と実験している感のある催眠映画で、アメリカからドイツへ渡ってきた男の人生が狂っていく話なのだが、この路線でずっと続けてほしかったなあと思わざるを得ない。






31.『ほえる犬は噛まない』 ポン・ジュノ(2000/韓)

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ペ・ドゥナは何をやっても可愛いなおい。






30.『最後通告』 フレディ・M・ムーラー(1988/独、仏、スイス)

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「少年少女集団失踪事件から現代社会の暗部が浮き彫りになる寓話的ファンタジー」ということで『ハーメルンの笛吹き』みたいな話だと思って見たら思いのほか陰謀的な社会派スリラーだった。まあ得体の知れない恐怖という点ではとても不穏で良かった。






29.『ラン・オールナイト』 ジャウム・コレット=セラ(2015/米)

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『フライトゲーム』と併せて絶好の地上波映画でしょう。これを流さないで今の子供たちは何を見て育つんだ。






28.『アクエリアス』 ミケーレ・ソアヴィ(1986/伊)

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フクロウの仮面を被った殺人鬼が襲ってくるお耽美系スラッシャー。






27.『屋根裏部屋のマリアたち』 フィリップ・ル・ゲイ(2010/仏)

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どうせ横暴な主人のイジメに耐える家政婦たちが屋根裏でひっそり友情を育むとかそんなだろう?と思って気にも止めてなかったのだがそんなことはなく、ハッピーすぎて顎が砕け落ちそうになる傑作だった。終盤の展開には納得いかないが、まあフランス人ってあんな感じなんだろう。






26.『今宵かぎりは…』 ダニエル・シュミット(1972/スイス)

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退廃的な屋敷の中をゾンビみたいな顔の人達がウロウロしているだけの映画。と言ってしまえばそれまでだが、この実験的なカメラの動きに陶酔してしまうのもまたシュミットの魅力の一つ。






25.『ナイトクローラー』 ダン・ギルロイ(2014/米)

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ギレンホールのこれ見よがしな演技には正直胃もたれしたが、それを補って余りある面白さだった。福山雅治が沖田杏梨の乳揉んでる映画なんて観てる場合じゃないですよ本当に。ベッドシーンは映さないのかよ(別段見たくもないが)と思ってたら監督がレネ・ルッソの旦那だったのね。






24.『ランダム・存在の確率』 ジェームズ・ウォード・バーキット(2013/米)

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最近「この家何かがおかしい」系のスリラーが多く作られているが、その中でも頭一つ抜けている傑作だと思う。夜の街を映しているだけでここまでゾクゾクさせられたらたまったもんじゃない。






23.『夜行列車』 イェジー・カヴァレロヴィチ(1959/ポーランド)

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夜行列車を舞台にした一夜の群像劇ということだが、話の中心は偶然同室となった男と女のメロドラマに偏り切らない物憂げなやり取り。なのでグランドホテル形式を期待した俺はちょっと眠くなったのだが、中盤以降は元カノを追いかけてきた男が走る列車の窓の外からヌッと現れたり、紛れ込んだ殺人犯を乗客全員で追いかける動的なシーンもあって意外と楽しめる。






22.『毛皮のヴィーナス』 ロマン・ポランスキー(2013/仏、ポーランド)

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例えエマニュエル・セニエ様が御年51歳であろうとも、俺は彼女に弄ばれたいわけですよ。






21.『ボヴァリー夫人とパン屋』 アンヌ・フォンテーヌ(2015/仏)

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文学マニアのパン屋の老人が、近所に引っ越してきた人妻にボヴァリー夫人を重ねあわせて妄想を膨らませる。ということで途中までは多少退屈で高貴な文芸喜劇だったのが、ラスト15分の展開で完全に心奪われた。アホすぎる。天才や。これまで自分でコツコツ築き上げた牙城を自分でぶっ壊しにかかるスタイル。大好き。






20.『不貞の女』 クロード・シャブロル(1968/仏、伊)

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何てことはない不倫モノだが、シャブロルの腕にかかればここまで洗練されたものが出来上がってしまう。時間も短いのだがまったく無駄のない演出に痺れる。ただ人が立っているだけのラストカットはシャブロル随一の怖さ。






19.『気のいい女たち』 クロード・シャブロル(1960/仏)

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二作続けてシャブロル(余談だが見たのも2本連続だった)。こちらも何てことはない青春モノだがパリの夜の街が素晴らしいのと、落とし方がやっぱりシャブロル。まず個人経営の小さな電気店にスーパーセクシャルなパリジェンヌ4人が勤めているという説得力のない設定が笑える。






18.『ギャング・オブ・ニューヨーク』 マーティン・スコセッシ(2001/米)

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スコセッシの中でもとりわけ評価が低いが、1800年代のニューヨークの雰囲気が好きなので。まあ確かに『グッドフェローズ』『カジノ』なんかの本格マフィア物や、レオ様目当てで見に行った人たちがズッコケたというのはよく分かる。






17.『セレブレーション』 トマス・ヴィンターベア(1998/デンマーク)

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トリアーを見てたらドグマ95とかよく分かんねえなあ、かったるいなあと思うのだが、これは途方もない傑作だった。泣ける。






16.『殺人蝶を追う女』 キム・ギヨン(1978/韓)

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自殺願望のある大学生がピクニックで蝶を追いかけていたら見知らぬ女に毒入りジュースを飲まされて死にかけ、何度殺しても復活する押し売り老人は「意志が大事じゃ!」と喚いて灰になり、鍾乳洞で拾った骸骨はいきなり美女へと生まれ変わって「肝臓をよこせ」と迫ってくるもんだから自動生成の米菓子が舞う中でセックスする映画です(分からん)






15.『ビガー・ザン・ライフ/黒の報酬』 ニコラス・レイ(1956/米)

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子供嫌いな俺でも、さすがに父親がヤバすぎて子供ガンバレ!と応援したくなる映画でありました。






14.『ベレジーナ』 ダニエル・シュミット(1999/独、スイス、オーストリア)

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ロシアからやってきた女性が市民権を得るために高級娼婦となって国中をかき乱すブラックコメディということだが、これを書いている今もはてさてそんな映画だったか?という疑問が拭えない。90年代のヨーロッパ映画はどうしてこうも情緒不安定なんだ。






13.『グラン・ノーチェ!』 アレックス・デ・ラ・イグレシア(2015/スペイン)

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仕事の依頼を受けたホセが向かった現場は不眠不休で大晦日の番組収録にいそしむ半狂乱のスタジオだった。ということでイグレシアなんだが、色んな変人の思惑が錯綜するドタバタ感は『刺さった男』、かろうじて均衡を保っていた鍋が終盤一気にかき回される感は『スガラムルディの魔女』のハイブリッド。一同が何日も外に出られず疲弊していくさまや大御所が新人の眼を綿棒やカーラーでいじくり回すシーンはブニュエルへのオマージュなんだろうが、外に出られない理由を「スタジオの外で暴動が起こっているから」とするあたりがいかにもイグレシアらしくて笑える。






12.『私家版』 ベルナール・ラップ(1996/仏)

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静謐ながらも鬼のような文壇ミステリの傑作。加害者視点で淡々と罠を仕掛けていくさまはさながら『ダイヤルMを廻せ!』なんかを彷彿とさせる。理知的でストイックなテレンス・スタンプの立ち振る舞いと、ギャンブル好きな老紳士のエッセンスが素晴らしい。






11.『世にも憂鬱なハムレットたち』 ケネス・ブラナー(1995/英)

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幼い頃シェイクスピアに影響を受けたケネス・ブラナーの舞台裏モノ。デブ、ド近眼、マザコン、偏屈、アル中などの憂鬱な三文役者を寄せ集め、『ハムレット』上映のための稽古を始める。とは言ってもトリュフォーの『アメリカの夜』みたいに大仰でゴージャスなものでなく、あくまで私的で繊細な人生の悩みが演劇を通じて少しずつ改善されていく過程が楽しく、シェイクスピアに縁遠い俺のような人間でも問題なく楽しめた。






10.『偽りの晩餐』 エルマンノ・オルミ(1987/伊)

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6人の新米給仕たちを通してブルジョワジーの晩餐会を悪意満載で映す怪作。上流階級のジジババたちのデフォルメっぷりがエグくて心底笑える。天才的。






9.『HOLE』 ツァイ・ミンリャン(1998/台、仏)

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水害アパートのディストピア・ロマンス・ミュージカル。ロケーション的には『西瓜』の前身というかほぼそのまんまで、何てことはない日常の描写が相変わらず心地良い。物理的に精神的にあらゆる物が落下する中での唐突な上昇。泣ける。






8.『モード家の一夜』 エリック・ロメール(1968/仏)

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ベッドという圧倒的な境界を挟んで、自己陶酔した男とエリート女医が夜通し恋愛談義をするなんて最高に決まってるじゃないですか。






7.『夜の来訪者』 アシュリング・ウォルシュ(2015/英)

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J・B・プリーストリー『夜の来訪者』をBBCが映像化したTV映画。1954年にガイ・ハミルトンが映画化していてそちらは未見なのだが、夜の晩餐と謎の刑事という不穏極まりないシチュエーション的には現代の映像が合っていると思う。『そして誰もいなくなった』『検察側の証人』もそうだが、ミステリ好きとしては往年の名作を再映像化してくれるBBCもそれを放映してくれるAXNも本当にありがたい。






6.『キャラクター/孤独な人の肖像』 マイク・ファン・ディム(1996/オランダ)

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後に『素敵なサプライズ』を製作するまで20年間沈黙していたマイク・ファン・ディムのデビュー作で、執行人の親父と彼に捨てられた息子の対立というありきたりなドラマがミステリとなり、ノワールとなり、またメロドラマにもなってしまうという稀有な傑作。夜の街、雨の石畳など視覚的にも贅沢なのでぜひともブルーレイで拝みたい。






5.『囚われの美女』 アラン・ロブ=グリエ(1983/仏)

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ダンスホールから姿を消した女は血まみれで見つかり、彼女を救った情報屋が飛び込んだ邸宅では上流階級者の晩餐が行われていた……というまったくもって不条理な幻想ホラー物でモロ好み。ロブ=グリエ脚本の『去年マリエンバートで』は映画にはまってすぐの頃に見て匙を投げたので、いずれ再挑戦したいとは思っている。






4.『牯嶺街少年殺人事件』 エドワード・ヤン(1991/台)

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今更何を語るまでもなくどこを切り取っても完璧な映画だが、個人的な好みで言えば『恐怖分子』の方が好き。ただクーリンチェも二度、三度と見れば易々とそれを上回るんだろうとは思う。






3.『デ・ジャ・ヴュ』 ダニエル・シュミット(1987/仏、スイス)

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ベルトルッチ『暗殺のオペラ』に比肩する寓話的歴史ミステリの最高峰。ここまで痺れるラストを他に知らない。






2.『ラ・パロマ』 ダニエル・シュミット(1974/仏、スイス)

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あまりにも幽幻的な傑作。これに比べたら世の「狂気」を謳った映画なんてお遊戯でしかない。あるいは期せずして「映画」というものを易々と超えて行ってしまった何かなのかもしれない。






1.『蝶採り』 オタール・イオセリアーニ(1992/仏、独、伊)

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ユーモラスな人間模様の中に渦巻くエゴと不穏な喜劇。時間がゆっくり過ぎていくのを楽しみたい時にこれ以上の作品はない。奇しくも昨年1位のオリヴェイラ『階段通りの人々』を彷彿とさせる映画だった。





おまけ:2017年初見の良かった中短編(年代順)

『パーティを破壊せよ』 ロマン・ポランスキー(1957/ポーランド)
『灯り』 ロマン・ポランスキー(1959/ポーランド)
『アウル・クリーク橋の一事件』 ロベール・アンリコ(1963/仏)
『ストライプ』  コンスタンチノス・カパカス(1987/ギリシャ)
『奇妙な隣人』 マーク・ハーマン(1987/英)
『バスルームの真相』 ディディエ・ドゥレトル(1999/仏)
『毒の応酬』 ミカエル・スエテ(1999/仏)
『三度目の正直』 ラルス・ブリュメール(1999/仏)
『狂気のゲーマー』 フレデリック・フォレスティエ(1999/仏)
『妬みの贈物』 ミリアム・ドナシス(1999/仏)
『偶像の願い』 エリック・ヴァレット(1999/仏)
『自縛』 ショーン・S・カニンガム(2006/米)
『LESSON』 久保裕章(2011/日)
『窓の向こう』 ラルフ・マッチオ(2013/米)
『尾けてくる』 安里麻里(2015/日)
『赤い女』 大畑創(2015/日)
『Father's Day』 アンソニー・スコット・バーンズ(2016/米)
『LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門』 小池健(2017/日)




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2016年に鑑賞した旧作映画ベスト50+α

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2016年に鑑賞した初見の旧作長編映画388本の中の個人的なベスト50。1監督1本制限は無し、またここでの旧作の基準は洋画=2014年以前に製作国で、邦画=2015年以前に日本で公開されたものとしています。




長編ベスト50


50.『儀式』 大島渚(1977/日)

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49.『仇討』 今井正(1964/日)

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48.『蛇の卵』 イングマール・ベルイマン(1977/米、西独)

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47.『人間蒸発』 今村昌平(1967/日)

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46.『ギャング』 ジャン=ピエール・メルヴィル(1966/仏)

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45.『死闘の伝説』 木下恵介(1963/日)

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44.『女医の記録』 清水宏(1941/日)

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43.『勝負師』 クロード・オータン=ララ(1958/仏、伊)

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42.『悪魔のような女』 アンリ=ジョルジュ・クルーゾー(1955/仏)

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41.『シナのルーレット』 ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー(1976/仏、西独)

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40.『ドイツ零年』 ロベルト・ロッセリーニ(1948/伊)

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39.『探偵物語』 三池崇史(2007/日)

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38.『殺しのリハーサル』 デヴィッド・グリーン(1982/米)

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37.『鉄路の男』 アンジェイ・ムンク(1957/ポーランド)

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36.『獅子座』 エリック・ロメール(1959/仏)

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35.『アムステルダム無情』 ディック・マース(1988/オランダ)

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34.『ボー・ジェスト』 ウィリアム・A・ウェルマン(1939/米)

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33.『ビリディアナ』 ルイス・ブニュエル(1960/スペイン)

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32.『男の争い』 ジュールズ・ダッシン(1955/仏)

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31.『ミュンヘン』 スティーヴン・スピルバーグ(2005/米)

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30.『東京幻夢』 実相寺昭雄(1986/日)

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※短編にも関わらずなぜかこちらにランクインしてますが、まあそういうこともたまにはありますね。




29.『NOVO』 ジャン=ピエール・リモザン(2002/仏)

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28.『サムライ』 ジャン=ピエール・メルヴィル(1967/仏)

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27.『鬼の棲む館』 三隅研次(1966/日)

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26.『狙撃者』 エドワード・ドミトリク(1952/米)

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25.『自由への闘い』 ジャン・ルノワール(1943/米)

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24.『ストリート・オブ・ノー・リターン』 サミュエル・フラー(1989/仏、ポルトガル)

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23.『愛の亡霊』 大島渚(1978/日)

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22.『愛の勝利を ムッソリーニを愛した女』 マルコ・ベロッキオ(2009/伊)

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21.『厳重に監視された列車』 イジー・メンツェル(1966/チェコ)

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20.『異魚島』 キム・ギヨン(1977/韓)

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19.『グランド・ブダペスト・ホテル』 ウェス・アンダーソン(2014/英、独)

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18.『暴力団再武装』 佐藤純彌(1971/日)

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17.『最前線』 アンソニー・マン(1957/米)

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16.『カップルズ』 エドワード・ヤン(1996/台湾)

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15.『春夏秋冬そして春』 キム・ギドク(2003/韓、独)

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14.『ムーンライティング』 イエジー・スコリモフスキ(1982/英)

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13.『女は女である』 ジャン=リュック・ゴダール(1961/仏、伊)

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12.『按摩と女』 清水宏(1938/日)

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11.『殺人者はライフルを持っている!』 ピーター・ボグダノヴィッチ(1968/米)


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10.『下女』 キム・ギヨン(1960/韓)

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ブルジョワ家庭に雇われた下女が主人を誘惑する話で、噂に違わぬ怪作。60年代の韓国映画と言えばイ・マニの『魔の階段』があるが、あれよりもよっぽど魔の階段じゃないか?その階段でさながら蛇女にしか見えないイ・ウンシムがビヨーンと伸びた韓版Blu-rayのジャケットは至極不気味で、まあ映画内でも終盤の重要なシーンなんだが、一周まわって滑稽で笑ってしまった。アン・ソンギの勢いある階段落ちは必見。





9.『愛の犯罪者』 アルノー・ラリユー、ジャン=マリー・ラリユー(2013/スイス、仏)

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雪山の小屋で同居している妹との近親相姦的な妖しい関係を匂わせる夢遊病で好色漢の大学教授が、生徒に手を出したり、生徒の母親に手を出されたりしているうちに破滅していく……という何とも情報量の多いあらすじとは裏腹に、始終ミステリアスで静謐に流れる逸品。出てくる人間が総じて黒い心を持っているのに対し、大学の校舎や雪山の白が美しく、風景や建築の眼福映画でもある。趣は違うがこの人間と風景を色の対比で表している感じはチャン・イーバイ『好奇心は猫を殺す』(06)を彷彿とさせる。評価があまり高くないのは、90年代アメリカのエロス・サスペンスみたいなのを想像して鑑賞した人たちがズッコケたんだろうか?日本でソフト化されているラリユー兄弟の作品はこれだけなので、『描くべきか愛を交わすべきか』(05)、『パティーとの二十一夜』(15)なんかもソフト化してほしいなあ。






8.『三人の女』 ロバート・アルトマン(1977/米)

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シシー・スペイセク(キャリー)とシェリー・デュヴァル(シャイニングの嫁)という、夜道で出会ったらまず踵を返すようなつかみどころのない女二人のやり取りが凄いんだが、この絶妙な心の機微であれこれ思い悩んだり人間関係が大きく変わったりする様子なんかは実は現代の日本人的なんじゃないか?と思ってしまった。二度と観たいと思わないが、ジャニス・ルールの絵だとか、仮宿での一幕、悪夢としか思えないリハビリセンターでの奇行など強烈に印象に残っている。ところで本作のキャッチコピー、「1人の女が2人に、2人の女が3人に、そして、3人の女が1人になった」怖い!






7.『気狂いピエロの決闘』 アレックス・デ・ラ・イグレシア(2010/スペイン、仏)

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カロリーナ・バング(死ぬほど美人)を巡ってピエロのオッサンと道化師のオッサンが闘いを繰り広げるだけの映画なんだが、神々しさすら感じた。一度目はまあ普通に面白かったが、後にイグレシア監督の作品を5本ほど見て、当人意外にとっては割とどうでもいい揉め事を壮大なスケールで描く天才なんだ!うわあバカだ!と気付いてから改めて再見したら凄すぎて打ちのめされた。言わずもがなスペインの歴史を寓話的に盛り込んでいるが、そんなところに注目している余裕がないほど矢継ぎ早に映し出される狂気に眩暈がする。





6.『夏の妹』 大島渚(1972/日)

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沖縄返還後、他の三流監督に先を越されたり、横槍が入る前にさっさとこの題材で撮ってしまおう!という大島のエモーショナルな美学が炸裂している一作で、とても良い。浜辺での観念的な会話が非常に鬱陶しいが、それを補って余りあるほど、冒頭のホテルで殿山泰司に絡まれるシーンやギター片手に夜の街を語らいながらふらつくシーンが眼福。戸浦六宏や佐藤慶もお馴染みだがカッコいい。今年は大島渚の映画を20本くらい観たが、これがベスト。画像はあえてりりィを選んだ。





5.『修羅』 松本俊夫(1971/日)

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御用金を騙し取られた塩冶浪士の復讐の話で、ヤバすぎる怪作。女の手に刀を握らせて赤子の顔を貫かせ、討った女の生首に独白をかまし、酒をぶっかける中村嘉葎雄も狂気も去ることながら、時代劇にも関わらず夢と現実と妄想が入り乱れたアバンギャルドぶりにも驚く。生き地獄!





4.『アートスクール・コンフィデンシャル』 テリー・ツワイゴフ(2006/米)

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芸術とは何ぞや?知らんわ!映画好きと芸術好きは似て非なるものなのだ。というのはさて置き、これは地方から出てきた童貞君が美大に溢れ返る自意識・承認欲求・ナルシズムの渦に飲まれながらも自身の考える芸術を追及する青春ロマンスミステリブラックコメディというこれまた情報量の多い映画で、何だか分からんのだがとにかく面白い。芸術に対する意識の矛盾とズレ、シニカルな諦観。ブシェミ、マルコビッチ、ブロードベントといった胡散臭そうな大人たちが続々と出てくるのも素晴らしい。






3.『石の微笑』 クロード・シャブロル(2004/独、仏)

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シャブロルはとても好きな作家で、どの年代においても高水準の作品を連発してるんだが、そんな中でも晩年の作品はどれも洗練が過ぎていて毎度衝撃を受ける。中でも本作はシャブロルのベストで、大体いつも女で痛い目にあっているブノワ・マジメルが案の定痛い目に合う映画なんだが、彼を破滅させるためだけに生まれてきたのでは?としか思えない相手役のローラ・スメットの石像をも凌ぐ石像女っぷりがとても恐ろしい。老練の男をも虜にする圧倒的なメンヘラのセックス・アピール。エロ怖いなあ。





2.『彼らについて』 ジェローム・ボネル(2014/仏)

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カップルの両方と浮気をしている女……という三角関係の話で、縁があって仕事で鑑賞したんだが、これにはたまげた!女って怖いねえ、と言いたくなるような紋切型の愛憎劇、ドロドロ、嫉妬、悶着、一切なし。いわゆるLGBT映画という括りになると思うが、変に説教めいたセリフを演者が言ったりすることなく、ただただ本人たちが楽しんでいるところや、バレるかどうかというスリルをコミカルに演出しようという潔さに痺れる。件の女性を演じたアナイス・ドゥムースティエは弁護士という超インテリでありながら、この恋愛劇に心酔しきっているというギャップもたまらない。他者の介入を許さないような瑞々しさもさることながら、夜のドライブ、夜の逢瀬、浜辺での大はしゃぎなど映画的な嬉しさも満載で、とにかくもう1回観たい!『アバンチュールのとき』(13)と併せてソフト化を切に願う。





1.『階段通りの人々』 マノエル・ド・オリヴェイラ(1994/仏、ポルトガル)

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階段通りの街リスボンの一角を舞台にした会話劇で、盲目の老人が持つ黒い箱に群がる人々が善と悪に転じる様、父を否定し続けた娘が思わぬ因果で再起を図る強かさ、淡々とグレードアップしていく豆売りのおばさん、騒動の渦中になぜかいつも居る米人、そして時間の経過を示すためいきなり現れたバレリーナに『時の踊り』を躍らせる脈絡のなさ、86歳の感性とは到底思えない。恥も外聞もないどす黒い会話の応酬にも関わらず、鑑賞後はハッピーな気分になり、そしてなぜか生きよう!とまで思わされてしまった恐るべき傑作。







おまけ:惜しくもベストから漏れた映画たち10本(年代順)

『セントルイス銀行強盗』 チャールズ・グッゲンハイム(1951/米)
『アリバイなき男』 フィル・カールソン(1952/米)
『激しい季節』 ヴァレリオ・ズルリーニ(1959/伊)
『誤発弾』 ユ・ヒョンモク(1961/韓)
『日本春歌考』 大島渚(1967/日)
『四季を売る男』 ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー(1971/西独)
『ミスター・グッドバーを探して』 リチャード・ブルックス(1977/米)
『引き裂かれた女』 クロード・シャブロル(2007/仏)
『女神は二度微笑む』 スジョイ・ゴーシュ(2012/インド)
『名探偵ゴッド・アイ』 ジョニー・トー(2013/中)


おまけ2:2016年初見の良かった中短編(年代順)

『カメラマンの復讐』 ヴワディスワフ・スタレーヴィチ(1912/ソ連)
『獣の血』 ジョルジュ・フランジュ(1949/仏)
『白い少女』 ジョルジュ・フランジュ(1958/仏)
『指望』 エドワード・ヤン(1982/台湾)
『ざくろ屋敷 バルザック「人間喜劇」より』 深田晃司(2007/日)



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2015年に鑑賞した旧作映画ベスト50+α

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2015年に鑑賞した初見の旧作長編映画391本の中の個人的なベスト50。1監督1本制限は無し、またここでの旧作の基準は洋画=2013年以前に製作国で、邦画=2014年以前に日本で公開されたものとしています。





50.『シシリーの黒い霧』 フランチェスコ・ロージ(1962/伊)

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49.『ゼロシティ』 カレン・シャフナザーロフ(1990/ソ連)

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48.『胎児が密猟する時』 若松孝二(1966/日)

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47.『戦慄の七日間』 ボールティング兄弟(1950/英)

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46.『裂けた鉤十字』 ジョルジ・パン・コスマトス(1973/伊、仏)

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45.『崖』 フェデリコ・フェリーニ(1955/伊、仏)

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44.『真昼の暴動』 ジュールズ・ダッシン(1947/米)

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43.『サンチャゴに雨が降る』 エルヴィオ・ソトー(1975/仏、ブルガリア)

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42.『神阪四郎の犯罪』 久松静児(1956/日)

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41.『戒厳令』 コスタ=ガヴラス(1973/仏、伊)

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40.『東京暗黒街・竹の家』 サミュエル・フラー(1955/米)

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39.『よい子と遊ぼう』 平山秀幸(1994/日)

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38.『暴力街』 五社英雄(1974/日)

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37.『この世の外へ クラブ進駐軍』 阪本順治(2003/日)

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36.『海の沈黙』 ジャン=ピエール・メルヴィル(1947/仏)

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35.『道中の点検』 アレクセイ・ゲルマン(1971/ソ連)

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34.『夢の中の恐怖』 チャールズ・クライトン(1945/英)

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33.『アマチュア』 クシシュトフ・キェシロフスキ(1979/ポーランド)

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32.『モンガに散る』 鈕承澤(2010/台)

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31.『悪い種子』 マーヴィン・ルロイ(1956/米)

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30.『人魚伝説』 池田敏春(1984/日)

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29.『肉弾』 岡本喜八(1968/日)

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28.『絞殺』 新藤兼人(1979/日)

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27.『丑三つの村』 田中登(1983/日)

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26.『こうのとり、たちずさんで』 テオ・アンゲロプロス(1991/ギリシャ、仏、スイス、伊)

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25.『ジャズ大名』 岡本喜八(1986/日)

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24.『エドワード・ヤンの恋愛時代』 楊徳昌(1994/台)

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23.『殺人に関する短いフィルム』 クシシュトフ・キェシロフスキ(1987/ポーランド)

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22.『巨人と玩具』 増村保造(1958/日)

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21.『暴動島根刑務所』 中島貞夫(1975/日)

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20.『戦国野郎』 岡本喜八(1963/日)

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19.『刑事』 ピエトロ・ジェルミ(1959/伊)

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18.『鬼が来た!』 姜文(2000/中国)

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17.『極楽特急』 エルンスト・ルビッチ(1932/米)

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16.『実録 私設銀座警察』 佐藤純彌(1973/日)

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15.『砂の女』 勅使河原宏(1964/日)

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14.『殺しが静かにやって来る』 セルジオ・コルブッチ(1968/伊、仏)

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13.『白熱』 ラオール・ウォルシュ(1949/米)

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12.『青の稲妻』 賈樟柯(2002/中国、日、韓、仏)

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11.『暗闇にベルが鳴る』 ボブ・クラーク(1974/カナダ)

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10.『マンハッタンの二人の男』 ジャン=ピエール・メルヴィル(1958/仏)

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9.『好奇心は猫を殺す』 張一白(2006/中国)

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8.『山椒大夫』 溝口健二(1954/日)

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7.『忘れられた人々』 ルイス・ブニュエル(1950/メキシコ)

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6.『恐怖分子』 楊徳昌(1986/香港、台)

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5.『傷だらけの挽歌』 ロバート・アルドリッチ(1971/米)

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4.『日本製少年』 及川中(1995/日)

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3.『無理心中 日本の夏』 大島渚(1967/日)

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2.『暁の挑戦』 舛田利雄(1971/日)

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1.『憂鬱な楽園』 侯孝賢(1996/台、日)


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おまけ:惜しくもベストから漏れた映画たち10本(年代順)

『私の殺した男』 エルンスト・ルビッチ(1932/米)
『扉の陰の秘密』 フリッツ・ラング(1948/米)
『アルファヴィル』 ジャン=リュック・ゴダール(1965/伊、仏)
『陸軍中野学校』 増村保造(1966/日)
『狼の時刻』 イングマール・ベルイマン(1966/スウェーデン)
『冷血』 リチャード・ブルックス(1967/米)
『愛欲の罠』 大和屋竺(1973/日)
『追想』 ロベール・アンリコ(1975/仏)
『アメリカの友人』 ヴィム・ヴェンダース(1977/仏、西独)
『百万円と苦虫女』 タナダユキ(2008/日)


おまけ2:2015年初見の良かった中短編(年代順)

『ロベール・ウーダン劇場における婦人の雲隠れ』 ジョルジュ・メリエス(1896/仏)
『天文学者の夢』ジョルジュ・メリエス(1898/仏)
『幾つもの頭を持つ男』ジョルジュ・メリエス(1898/仏)
『世紀末の印象派』ジョルジュ・メリエス(1899/仏)
『一人オーケストラ』ジョルジュ・メリエス(1900/仏)
『常識はずれの新たな戦い』 ジョルジュ・メリエス(1901/仏)
『ゴム頭の男』ジョルジュ・メリエス(1902/仏)
『地獄のケークウォーク踊り』ジョルジュ・メリエス(1903/仏)
『ミュンヒハウゼン男爵の幻覚』ジョルジュ・メリエス(1911/仏)
『3分間』 テオ・アンゲロプロス(2007/ギリシャ)
『電姫戯院』 ホウ・シャオシェン(2007/台)
『映画をみる』 チャン・イーモウ(2007/中国)
『エロチックな映画』 ロマン・ポランスキー(2007/ポーランド)
『アルトー(2本立て)』 アトム・エゴヤン(2007/カナダ)
『最後の映画館における最後のユダヤ人の自殺』 デヴィッド・クローネンバーグ(2007/カナダ)
『最後のデート・ショウ』 ビレ・アウグスト(2007/デンマーク)
『臆病』 エリア・スレイマン(2007/イスラエル)
『カンヌから5557マイル』 ウォルター・サレス(2007/ブラジル)
『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』 小池健(2014/日)



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2014年に鑑賞した旧作映画ベスト50+α

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2014年に鑑賞した初見の旧作長編映画276本の中の個人的なベスト50。1監督1本制限は無し、またここでの旧作の基準は洋画=2012年以前に製作国で、邦画=2013年以前に日本で公開されたものとしています。






50.『裁きは終りぬ』 アンドレ・カイヤット(1950/仏)

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49.『召使』 ジョセフ・ロージー(1963/英)

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48.『不連続殺人事件』 曽根中生(1977/日)

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47.『スリ(掏摸)』 ロベール・ブレッソン(1960/仏)

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46.『ポチの告白』 高橋玄(2006/日)

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45.『雨の午後の降霊祭』 ブライアン・フォーブス(1964/英)

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44.『最前線物語』 サミュエル・フラー(1980/米)

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43.『賭博師ボブ』 ジャン=ピエール・メルヴィル(1955/仏)

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42.『配達されない三通の手紙』 野村芳太郎(1979/日)

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41.『ニュールンベルグ裁判』 スタンリー・クレイマー(1961/米)

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40.『密告』 アンリ=ジョルジュ・クルーゾー(1943/仏)

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39.『霧の中のハリネズミ』 ユーリー・ノルシュテイン(1975/ソ連)

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※短編にも関わらずなぜかこちらにランクインしてますが、まあそういうこともたまにはありますね。




38.『アンドレイ・ルブリョフ』 アンドレイ・タルコフスキー(1971/ソ連)

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37.『現金に体を張れ』 スタンリー・キューブリック(1956/米)

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36.『カインドハート』 ロバート・ハーメル(1949/英)

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35.『桐島、部活やめるってよ』 吉田大八(2012/日)

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34.『サンタ・サングレ/聖なる血』 アレハンドロ・ホドロフスキー(1989/伊)

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33.『海と毒薬』 熊井啓(1986/日)

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32.『白昼の死角』 村川透(1979/日)

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31.『サスペリア part2』 ダリオ・アルジェント(1975/伊)

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30.『天国と地獄』 黒澤明(1963/日)

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29.『転々』 三木聡(2007/日)

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28.『ノー・マンズ・ランド』 ダニス・タノヴィッチ(2001/仏、伊、ベルギー、英、スロベニア)

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27.『ベニーズビデオ』 ミヒャエル・ハネケ(1992/オーストリア)

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26.『夜よ、こんにちは』 マルコ・ベロッキオ(2003/伊)

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25.『眼には眼を』 アンドレ・カイヤット(1957/仏、伊)

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24.『海外特派員』 アルフレッド・ヒッチコック(1940/米)

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23.『黒い十人の女』 市川崑(1961/日)

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22.『ヴェルクマイスター・ハーモニー』 タル・ベーラ(2000/ハンガリー、独、仏)

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21.『攻撃』 ロバート・アルドリッチ(1956/米)

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20.『ある戦慄』 ラリー・ピアース(1967/米)

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19.『立候補』 藤岡利充(2013/日)

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18.『セブンス・コンチネント』 ミヒャエル・ハネケ(1989/オーストリア)

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17.『絞殺魔』 リチャード・フライシャー(1968/米)

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16.『将軍たちの夜』 アナトール・リトヴァク(1966/米)

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15.『楽日』 ツァイ・ミンリャン(2003/台)

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14.『復讐者に憐れみを』 パク・チャヌク(2002/韓国)

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13.『鬼畜』 野村芳太郎(1978/日)

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12.『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』 若松孝二(2007/日)

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11.『死刑執行人もまた死す』 フリッツ・ラング(1943/米)

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10.『独立愚連隊西へ』 岡本喜八(1960/日)

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9.『GO』 行定勲(2001/日)

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8.『影の軍隊』 ジャン=ピエール・メルヴィル(1969/仏)

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7.『ミュージックボックス』 コスタ=ガヴラス(1989/米)

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6.『まぼろしの市街戦』 フィリップ・ド・ブロカ(1967/仏、英)

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5.『ありふれた事件』 レミー・ベルヴォー、アンドレ・ボンゼル、ブノワ・ポールヴールド(1992/ベルギー)

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4.『地獄に堕ちた勇者ども』 ルキノ・ヴィスコンティ(1969/伊、西独、スイス)

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3.『吶喊』 岡本喜八(1975/日)

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2.『切腹』 小林正樹(1962/日)

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1.『暗殺のオペラ』 ベルナルド・ベルトルッチ(1969/伊)


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おまけ:2014年初見の良かった中短編(年代順)

『キートンの文化生活一週間』 バスター・キートン(1920/米)
『キートンの探偵学入門』 バスター・キートン(1924/米)
『シャルロットとジュール』 ジャン=リュック・ゴダール(1958/仏)
『11'09''01/セプテンバー11 米編』 ショーン・ペン(2003/米)
『カリカゾク』 塩出太志(2012/日)
『Junk Head1』 堀貴秀/2013/日)
『サムライオペラ』 大川祥吾(2013/日)
『マシュマロ×ぺいん』 ふくだみゆき(2013/日)
『CYCLOID』 黒木智輝(2013/日)
『VOUS ÊTES TRÈS JOLIE, MADEMOISELLE』 Thierry Terrasson(2013/仏)
『JE T’AIME』 Virginie Marchesseau(2013/仏)




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プロフィール

寂々兵

Author:寂々兵
都会の映画祭や名画座に指を咥えながら日々を過ごす田舎在住の一介の映画好き。最近は80年代前後の未DVD化作品の発掘に邁進中。将来の目標はヒモ。

*好きな監督*
ジャン=ピエール・メルヴィル
キム・ギヨン
クロード・シャブロル
エドワード・ヤン
アレックス・デ・ラ・イグレシア
オタール・イオセリアーニ


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